上海および中国全体の歴史が記されるときはいつでも、上海南京路は1章とは言わないまでも1ページを割いています。19世紀半ばに上海の中心部に建設された3.5マイルのこの通りは、中国最長かつ最も賑やかなショッピングストリートとなっています。あらゆる階層の100万人を超える人々が毎日この通りに集まり、ポストモダンなモールで買い物をし、何百もの飲食店で地元料理や各国料理を楽しみ、10路線の上海地下鉄で観光をしています。この通りは、中国暦とキリスト教徒の暦の両方で重要な祝日の主要な祝賀中心地でもあります。1945年以来、この通りには南京東路と南京西路の2つの翼があり、どちらも人民広場から分岐し、東は外灘、西は静安区まで走っています。
南京西路
ここは、ファッションに敏感な買い物客、高級オフィス、レストランのために確保されたエリアです。この地域には、カルバン・クライン、グッチ、アディダス、ティンバーランドなど、数百もの有名ファッションブランドが軒を連ねています。また、上海の歴史的な中心地でもあり、上海展覧センターや歴史あるパークホテルもここにあります。地方政府と中央政府は、2000年に幅28メートルの河南中路から西蔵中路まで続く道路の建設など、長年にわたりこのエリアの近代化に向けて巨額の投資を行ってきました。
南京東路
このエリアには、オープンエアのバーや、マクドナルドやKFCといった世界的に人気のフードコートが軒を連ねています。歴史ある中央市場と南京路歩行者天国は、数百もの屋外マーケット、小売店、デパートがひしめき合う中でも屈指のスポットです。西側エリアに比べて商業化が進み、海外からの買い物客も多く訪れます。多くのネオンサインが交互に点滅し、活気に満ちたナイトライフを満喫できるエリアです。